事務局より、
おかげさまで2014年度のJBATSのMLBインターンシップが無事に終わりました。
参加者の皆さん、本当にお疲れ様でした。
今回はアメリカ国内でATCを目指すべく留学中の4人に絞られ、女性1人、男性3人がカリフォルニア、ネバダ、ユタ、コロラドから集まり、集合日のその日から初めて会ったとは思えない勢いで結束していきました。
そのエネルギー感と積極的な姿勢が影響したのか、いつもは慎重なパドレススタッフも初日からインターンへの技術指導へ時間を割いてくれていました。
1週間ごとの交代も通常は短いと感じるのですが、今回は初日から相当濃い活動となり、頭も身体も精一杯であったと思います。
夕食後も部屋に集まりその日に得た内容や技術を練習したりと寝る間を惜しんでチームの一員になる努力を続けていたようです。 おかげで学校の課題へ中々時間が割けず、割けば体力が奪われて倒れそうになりと、、、
次回参加される方はぜひ宿題が無いようプログラム・ディレクターへお願いしてくださいませ。
しかし私たちはこの2週間だけですがチームトレーナー達はこれを2ヶ月続けているのですからその熱意と体力には恐れ入ります。
ビッグリーグに生き残るにはその二つと常に学び続ける姿勢が必要だと気付かされます。
その上でヘッド・アスレティックトレーナーは責任者としてのストレスを常に抱えています。
フェアウェル・ディナーではそれを知ることで少しは彼らの労いになれたのではと思います。
事務局スーパーバイザーとして現場に来るようになり5年目となり気づいたことがあります。
パドレス恒例のバド・ブラック監督によるインターンへの任務が告げられて公式にチームの一員となる儀式。
噂には聞いていたはずですが改めてチームプレーヤー、スタッフ全員の前で告げられるとインターン達も真剣度が上がります!
パドレスの伝説に残るトレバー・ホフマン臨時コーチでさえ二人に対して「俺、トレバー、トレバー、ほんとに覚えてね俺トレバーだから!」と頭を下げるのに対して「えーっと誰でしたっけ?」と真剣ながらもボケる二人組。
ここにこのインターンシップが継続しているツボがあるようなような気がします。
野球ファンなら知らない人はいない人物でも変わらぬ対応。
トレーナーは対象者を「名前」で診るのではなく「身体」で人を診るという純粋な部分が、エントリーレベルのトレーナーこそ素のまま表現できるので、スター選手でさえ謙虚な気持ちをインターン達が思い出させてくれると感じているように見えます。
参加者の皆さまがこの純粋さを持ち続けていただければこのプログラムは春の風物詩として継続されていくことでしょう。
このプログラムも1995年から20年目を数え、来年には100人目の参加者を数えることになります。
PBATSも今年はヨーロッパからのインターンをアリゾナで受け入れるなど、国内の次世代だけでなく競技、国境を超えて「メジャー・リーグ」で培われた技術・経験・システムを少しでも伝えていこうとチャレンジをしています。
多忙な業務の中でこのプログラムを受け入れていただいているPBATS、各チームの皆様、
2003から2008年まで運営を支えていただいた株式会社キネシオ様、
今年より活動へのご協賛をいただいている株式会社THINKフィットネス様、
何より勇気と情熱を持って参加されたインターンの皆さまへ感謝申し上げます。
参加された皆様の今後のご活躍を楽しみにしながら、
来年も次世代のトレーナーの方達へ微力ながら協力できれば幸いです。
No one cares how much you know, until they know how much you care.
posted by JBATS事務局 at 00:00|
事務局より
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